バッラロ市場
1000年の歴史を持つといわれるバッラロ市場(Mercato Ballaro)。新鮮な野菜や果物、お肉、魚などがてんこ盛り!パレルモには他にも市場がありますが、中でもバッラロ市場は規模が大きく、お店の人たちによる陽気な掛け声も飛び交う活気ある市場です。
フェリーチェ門をくぐったところの広場から路線番号のないNAV. CENTRO STORICOと書いてある無料市内循環バスに乗り、市場の前にあるTukory Ballaro で下車。
食べ物だけでなく、洋服や雑貨などの日用品も多く揃います。
番組内ではシチリアレモンが登場していましたが、お店の人がここで育ったレモンで、「シトロン」というのだと言っていました。
でも、シトロンってフランス語でレモンでは?と思ったのですがそういう品種なんでしょうか。
きれいなイチゴがこんなてんこ盛りで1カゴ0.99ユーロ!!
色とりどりの食材や珍しいものを見るとテンションが上がってしまいますね。そしてお店の人とのやり取りも市場の醍醐味ですが、人込みではスリなどにも十分気を付けましょう。
絶品ストリートフード「スティッギオーラ」
小関さんとマッティーアさんが歩いていて見つけたのは、子牛の内臓を串焼きにしたスティッギオーラというもの。番組に登場していたお兄さんは、どうやら3代続くお店で地元でも有名なよう。
その威勢のいいコミュニケーションはイタリア国内のWEBサイトでも特集されていました。
食べるときは串から外して、レモンをひと絞り。なんて美味しそう!
Stigghiola 女性名詞なので Che buona!!ですね。
その後、パーネ・コン・ミルツァ(Pane con milza)というホルモン(牛の脾臓)を挟んだパニーノも登場。中世にユダヤ人たちによって伝えられたのが起源とされています。
こちらはPaninoなので、Che buono!!
キーフレーズ
Una stigghiola,per favore.(スティッギオーラをひとつお願いします。)
~per favore(ペルファヴォ―レ)はお店で注文するときや、何かをお願いするときに使うフレーズ。
Un caffé,per favore.(コーヒーを一つください)
Mi dai quel sale,per favore(あのお塩をとってくれる?)
要望の後につけると、丁寧な言い方にもなります。
パレルモの郷土料理「イワシのパスタ」レシピは?
地元の人気オステリアのシェフが作る伝統料理、「イワシのパスタ」
細かい分量は不明ですが、その工程が公開されていました。
1:100gのパスタを茹でる(恐らく2人分)
2:鍋にオリーブオイルをたっぷりしいて、刻んだニンニクを炒める
3:アンチョビとレーズン、生のイワシを加えて炒める
4:白ワインを加え、軽くフランベ
5:フェンネルを加える
6:茹であがったパスタと茹で汁を加えてひと混ぜして、器に盛る
ちなみにお店はFerro di Cavalloというトラットリアで、番組に登場していたジュゼッペさんのお父さんが1944年に創業した老舗です。
お店のHPにはなんと、アンティパストからドルチェまで100以上ものレシピが掲載されています。残念ながらその中には今回のイワシのパスタのレシピはありませんでしたが、「Pasta con le sarde」というレーズンなしのレシピはありました。(レシピはこちら。※イタリア語です)
それだけ、地元パレルモの料理を大切にしているということ。
パレルモに行ったらぜひ行ってみたいお店ですね。
Trattoria al Ferro di Cavallo
(トラットリア アル フェッロ ディ カヴァッロ)
via Venezia n°20
90133 Palermo
Tel. 091.33.18.35
HP : https://ferrodicavallopalermo.it/it/
まとめ
今回は美味しそうなものばかりでしたね。市場で材料を買ってそのまま調理するあの一皿、とても贅沢です!新鮮なイワシがあればぜひ作ってみたい。けれどやっぱりあの現地の雰囲気だからこそっていうのもあるんだよなぁ~とぼやく私でした。
それではまた次回。Ciao caio!
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