寒い季節、冷えや肩こりなどの解消に一番手軽な方法ともいえるカイロ。
どうせなら効果的な使い方がしたいですよね。私自身も、慢性的な肩こりを感じている一人。そこで今回はカイロの効果的な使い方をご紹介します。
そもそもなぜ肩こりが起こるのか、原因から説明しているので場所だけ知りたい方は目次からジャンプしてどうぞ!
肩こりの原因とは?
そもそもなぜ肩こりというものが起こるのか?それは筋肉が緊張して老廃物が溜まるため。
しかしその緊張状態をつくりだしている要因は人によって様々。姿勢の悪さや運動不足などの「生活環境」、体型や骨格、癖といった「身体的特徴」、枕やベッドなどの「睡眠環境」、長時間のデスクワークやストレスといった「労働環境」などがあり、一概に特定することは難しいとされています。
根本的な原因は何であろうと、最終的には肩の筋肉が緊張して血行が悪くなり、乳酸などの疲労物質が溜まることで肩こりとなります。
子育て中の抱っこやおんぶ、デスクワークやハードワークなどは特に無意識状態で肩を使っているので慢性的になりがち。
カイロで温める=血行を良くして疲労物質も流す
カイロでなぜ肩こりを解消できるかというと、温めて血行がよくなることで疲労物質を流してくれるから。
筋肉は寒いと熱を逃がさないように収縮し暖かいと緩むという性質を持つため、痛みを感じる箇所やツボ、その周りのゾーンを温めることはそこに流れる血液の量を増やすことに繋がります。
カイロで温めることは筋肉の緊張を解き、血液循環を良くすることから肩こり改善に効果があるというわけです。
肩こりに効果的!カイロを貼る場所
ではどこに貼ればいいのか?具体的な場所を2つご紹介します。
①カイロ1枚でカバーできる!首の後ろ
首を前に倒した時に首の付け根に骨の出っ張りが現れます。その出っ張りのすぐ真下に免疫力や代謝を高める大椎いうツボがあり、大椎を温めることで全身の血行を促すことができます。
また首まわりには太い血管が通っているため、ここを温めること事態が血液を循環させやすくする効果があります。
肌に直接貼ることは危険なので、ハイネックの服やストールに貼って温めるのがおすすめ。
②2枚以上貼るなら肩周り!
首から肩にかけてある大きな筋肉、僧帽筋は肩の筋肉で一番大きいためここに貼るのが効果的。
先ほど紹介した首の付け根のすぐ下にある大椎と肩先の間には肩こりの特効薬と呼ばれる肩周りの血行を良くする肩井というツボがあるため、カイロが複数枚ある場合は肩井を含め肩周りに貼るのがおすすめです。僧帽筋は頭の重みを支える筋肉でもあるので、スマホやデスクワークによるストレートネックにも。枚数に余裕がある場合は②の背中部分にも貼ると◎
冷えにはどこに貼るのが良い?全身を温めるならお腹周り!
①全身冷え対策には命門のツボ!
命門は腰の部分、ちょうどおへその反対側にあります。冷えてきたと感じたら、芯まで冷え切る前に早めにカイロを貼りましょう。
②お腹側はおなじみ丹田のツボ!
丹田は下腹部分、ちょうどおへそから指4本くらい下のあたりにあります。多くの女性は腹部の筋肉量が少なく、体の熱を作りにくいため内臓も冷えて機能低下しやすい状態に。丹田を温めることで全身に血液を巡らせることができます。また子宮に近いことから婦人科系のお悩みにも効果的。
寝るときは危険?貼るときの注意点
手軽で便利なカイロですが、誤った使い方をすると低温やけどなどを引き起こす恐れがあります。
以下、気を付けるべき点をまとめました。
・「貼るカイロ」は直接肌に貼らない。
・カイロのあたっている場所を圧迫しない。
・就寝時には使用しない。
・使用部位・目的が特定されているものはそれを守る。
直接貼ることはもちろんNG!
またカイロは圧迫することでその部分に熱がたまり、低温やけどのリスクが高まります。そのため背中や腰に貼ったまま寝てしまうと布団やベッドと体でカイロが圧迫され、低温やけどになる恐れが。就寝時に使用するのは避けましょう。
貼ったままヒーターやコタツにあたっているのも、低温火傷になりやすくなるため注意が必要です。
特に病人や高齢の方は熱さを感じにくくなっているので、ご家族などまわりの人が気をつけてあげたいですね。
まとめ
ついつい寝るときにも使ってしまいがちなカイロですが、実は就寝時の使用は危険。
低温やけどになってしまったら、しばらくその周辺にはカイロを使えないですし何より痛みが伴います。低温やけどにならないよう注意しつつ、効果的に活用しましょう!
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