近年注目を集めているエコレザー。エコレザーって何?というところから、これまでもに存在していたフェイクレザーとの違いやお手入れ方法まで解説していきます。
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エコレザーとは?
エコレザーと聞いて、合成皮革を想像する人もいるかもしれませんが、エコレザーの多くは実は本革のことを指します。一般的な本革と違うのは、革をなめす際に使用する薬品や製造過程の廃棄物処理で有害な物質を使わないなど基準が設けられていること。基準は認定機関によって異なりますが、環境に配慮しているということで「エコレザー」と呼ばれています。
時々「エコレザー」と称してフェイクレザーの商品を見かけるので混同している人も多いのかもしれませんが、そのようなレザーはエコレザーではなくヴィーガンレザーといえるでしょう。
フェイクレザーとの違い
一方のフェイクレザーはいわゆる合皮(合成皮革)のこと。見た目や質感を革に似せて人工的につくったものです。
フェイクレザーは価格が安価な場合が多く、本革に比べてお手入れも少なく済むため手に取りやすいのがメリット。ただ寿命が2~3年と短く、本革はお手入れをすることで10年以上使うことができます。
近年はヴィーガンやクルーエルティフリーといった動物由来の成分を含まない製品、動物に対する意識が高まっており、そういった観点からあえてフェイクレザーを選ぶ人も増えてきました。
素材は何からできている?
エコレザーの素材は天然皮革で、牛革以外にもヒツジや蛇などの動物性の革も含まれます。
また製品を作る際の切れ端などを樹脂と合成して作るものがエコレザーと呼ばれることも。
そしてフェイクレザーの素材はPVC(ポリ塩化ビニール)やPU(ポリウレタン樹脂)、つまりはビニールやプラスチックといったもの。
自然派的な意見ではプラスチックフリーのように、できるだけプラスチックを減らそうという動きもありますが、個人的にはプラスチックを持たないことよりもリサイクルした素材を利用するなど、すでにできてしまったものを循環させていくことが大切なのではと思っています。
こちらはカナダで作られる再生プラスチック素材のバッグ。
さらに最近では技術が進化し、パイナップルの葉の繊維や培養マッシュルームから人工的に革のような素材を創り出しているところも。昔はチープなイメージでしたが、今のフェイクレザーは見た目も質感も本革と違いがわからないほどの品質となっています。
本革やエコレザーとフェイクレザー、ヴィーガンという考え方から見ると一見反対のように見える素材ですが、サスティナブルという観点から見れば本革は土に還りますし、フェイクレザーもリサイクル素材であればどちらも環境に配慮しているといえます。
手にする商品そのもののデザインや機能性も重視したいところですが、素材の背景にも目を向けられたらいいですね。
お手入れ方法
【エコレザー】
天然素材であるエコレザーは、本革同様のお手入れをするのがおすすめ。
定期的にオイルやクリームを少量ずつ塗って、乾燥を防ぎましょう。また商品によっては樹脂などと合成されている場合もあるので、購入時にはしっかりチェックを。
【フェイクレザー】
PVC(ポリ塩化ビニール)やPU(ポリウレタン樹脂)を使ったフェイクレザーのお手入れは、基本的に乾拭き程度でOK。湿度の高い場所での使用は表面がボロボロになる可能性があるので注意しましょう。
どちらもクローゼットの奥に長期間しまっておいたりすると劣化やカビの原因となるので、定期的に使いながらメンテナンスするのがおすすめです。
まとめ
エコレザーとフェイクレザー、ヴィーガンという視点では同じものと捉えがちですが、エコレザーとは環境に対して一定の基準を満たした天然皮革。
これからバッグや革製品の購入を考えている人は、ぜひ気にして見てみてくださいね!
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